籠盛りとは?意味や相場などを解説します

葬儀・家族葬ブログ

葬儀・家族葬ブログ

BLOG

マナー

2025/09/10

籠盛りとは?意味や相場などを解説します

お通夜やお葬式で、果物や食品などが盛りつけられた籠が祭壇に飾られているのを見たことがある人も多いと思います。それは「籠盛り」といって、故人への弔いの気持ちを込めて贈られる供物です。

今回は、「籠盛りの中身は何を選べばいい?」「いくらくらいのものを贈ればいいの?」など籠盛りの基本を解説するとともに、籠盛りを贈る際のマナーや注意点についてもお伝えしたいと思います。同じく葬儀の際に祭壇に供える「供花」との違いも解説しますので、ぜひ参考にしてください。

籠盛りとは?

故人の冥福を祈り霊前や仏前に捧げるために、果物や菓子、缶詰や乾物などといった食品等を籠に盛り付け、造花やリボンなどで華やかに飾った供物のことをいいます。籠盛りの単位は「基」で、1基、2基と数えられ、2つの籠盛りを対で贈る場合は「一対」と数えます。

供花との違い

中身

【籠盛り】

籠盛りの中身は、果物や菓子、缶詰や乾物、飲み物やロウソクなどの食品や日用品が中心になります。ただし、宗教によってふさわしい中身が異なるので、贈る際には注意が必要です。

具体的には、殺生を禁忌とする「仏教では肉や魚などは贈らない」、神道では「仏教の儀式で使用されるロウソクや線香は贈らない」などの違いがあります。

〜宗教別 籠盛りの中身〜

・仏教 :果物・和菓子・缶詰や瓶詰・お線香・ロウソク等

・神道 :果物・和菓子・米・加工された肉や魚・酒・茶葉等

※基本的に、キリスト教では籠盛りを贈る文化はなく、供花やカード、献花などを贈ることが一般的です。

【供花】

供花は、生花を贈ります。スタンド花タイプが多いですが、最近は、籠に花を盛り付けたフラワーアレンジメントタイプの花籠なども見られます。また、贈る花は生花であればなんでもよいというわけではなく、白や淡い色の花が選ばれることが多いです。毒やトゲのある花、匂いや色の強い花は避けるようにしましょう。

供花として好まれる花は、宗教によって違いがあります。

〜宗教別 供花の内容〜

・仏教 :菊・ユリ・カーネーション・カスミソウ・トルコギキョウ等

・神道 :榊の葉・菊・ユリ等

・キリスト教:ユリ・カーネーション・胡蝶蘭・トルコギキョウ・スイートピー等

意味や目的

【籠盛り】

あの世で故人が困らないように、ご遺族が生活に困らないようにという実用的な意味が込められています。

【供花】

美しい花で故人の霊を慰め、会場を荘厳にするという象徴的な意味が込められています。

葬儀後の取り扱い

【籠盛り】

もともと、ご遺族の生活の支えになるようにという意味が込められている籠盛りは、葬儀後、ご遺族がわけて持ち帰ったり、お寺に「おさがり」として渡したりして、再利用されることが一般的です。

【供花】

供花は、告別式の際に故人の棺を花で飾る「花入れ」で用いられることもありますが、残った花は処分されることが多いです。

籠盛りの相場

1基あたり15,000円〜20,000円といわれていますが、内容によっても異なります。菓子や缶詰中心であれば、5,000円〜10,000円程度のものから販売されていますし、お酒や加工品を中心としたものであれば10,000円〜15,000円程度高級フルーツなどを詰め合わせたものであれば20,000円を超える籠盛りもあります。

また、籠盛りの相場は地域によって異なる場合があるため、気になる方は葬儀社に相談することをおすすめします。

籠盛りの手配方法

葬儀社に依頼する

葬儀のことを熟知している葬儀社に依頼することが一番確実な方法です。葬儀社なら、葬儀日程や会場の特徴なども把握しているため、会場にふさわしい籠盛りを葬儀に間に合うように手配してもらうという意味で、最も安心感がある方法といえるでしょう。

仏具店や果物店に依頼する

仏具店では、線香やロウソクが詰め合わさった籠盛り、果物店では、果物や果物の缶詰が詰め合わさった籠盛りを購入することができます。

インターネットで購入する

最近は、インターネット上で籠盛りを購入することもできます。気軽に購入できる点がメリットですが、実物を見ることができない分、サイズ感を把握しにくいため注意が必要です。

※サイトによってそれぞれサービス内容が異なる為いつまでに届くかなどをよく確認してから手配しましょう。

菊屋ホールの
「無料会員制度」

MEMBERSHIP SYSTEM