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2025/12/25
香典は郵送できる?送るタイミングや送り方のマナーを紹介します

やむをえず葬儀に参列できない。そんな時、「せめて香典を郵送したい」と考えることがあると思います。香典は本来、お通夜や葬儀に参列する際に持参するものですが、ルールやマナーを守って送れば、郵送でお送りしても問題ありません。
今回は、香典を郵送する際のマナーや送る時に注意すべきことなどをお伝えします。
香典は郵送してもいいの?
香典は、故人様の霊前にお供えする金品であると同時に、ご遺族への気遣いの気持ちを含んだものでもあります。葬儀はできる限り参列すべきものとされていますが、中には病気や怪我で動けなかったり、遠方にお住まいだったりと、やむを得ず参列できないこともあると思います。そのような場合、弔電や供花をお送りして弔意をお伝えする方法もありますが、それらの代わりに香典を郵送してもマナー違反とはなりません。
もちろん実際に参列することにはかないませんが、礼を尽くすことはできるでしょう。
香典を郵送する際に気を付けること
●必ず現金書留で送る
現金をお送りすることになるため、普通郵便ではなく必ず現金書留で送りましょう。ヤマト運輸や佐川急便といった宅急便にはこのサービスはないため、郵便局で送ります。ちなみに現金書留以外で現金を送ることは違法とされていますので注意しましょう。
●なるべく早く送る
香典を郵送する際は、なるべく早く送るようにしましょう。葬儀が執り行われる日程を確認し、間に合うようであれば会場宛に、間に合わなければご自宅宛にお送りします。
香典を郵送する際の封筒の入れ方のマナー
①お金:香典金額の相場
中にお包みする金額は、故人様との関係性やご自身の年齢などによっても異なりますが、親であれば3〜10万円、兄弟姉妹であれば3~5万円、祖父母やおじおばであれば1~5万円、その他の親戚や友人・知人であれば5千円〜1万円が相場となっています。
②不祝儀袋(香典袋)の選び方と書き方
基本的には、浄土真宗以外の仏教であれば「御霊前」、浄土真宗であれば「御仏前」と書かれた、黒白または双銀の結び切りの水引のものを選びます。
中袋と外袋に分かれている場合は、中袋に金額と住所・氏名を書き、外袋の表書きの下に氏名を書きます。中袋がない場合は、表側に表書きと氏名、裏側に金額・住所・氏名を記載しましょう。なお葬儀の香典は薄墨の筆ペンで書くのがマナーです。
③一緒に添える手紙用の便箋または一筆箋
お手紙(添え状)は、白無地の縦書きの便箋を1枚使用します。後述しますが、2枚以上書くことはマナー違反とされています。また手紙を封筒に入れる場合は、二重封筒ではなく一重の封筒を用いるのがマナーです。
④現金書留用封筒
現金書留を送るためには専用の封筒を使用します。
⑤封筒の入れ方
必要なものが準備できたら、マナーに従って封筒に入れます。入れる時のお札の向きに注意しましょう。
正しいマナーを知って、失礼のないようにしましょう
葬儀に参列したくてもやむを得ない理由から参列できない時に、香典をお送りすることで、故人様やご遺族へ、弔意をお伝えすることができます。ただし送り方にはマナーがあり、それを踏まえた上でお送りしないと失礼になってしまうことも考えられます。送るタイミングや送り先、封筒への入れ方など、正しいマナーを知って、失礼のないようお送りできるとよいですね。
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