【家族葬専用ホールとは何?】一般的な葬儀場との違いを解説します

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2023/10/31

【家族葬専用ホールとは何?】一般的な葬儀場との違いを解説します

身内や親しい方だけでお見送りをする家族葬は近年増加傾向にありますが、その需要に伴って家族葬専用ホールも増えています。では、一般的な葬儀場と家族葬専用ホールは何が違うのでしょうか。今回は、家族葬専用ホールの特徴や費用などを解説します。

【家族葬専用ホールとは】
「家族葬ホール」「家族葬専用式場」などと呼ばれることもある「家族葬専用ホール」は、その名の通り家族葬のために作られたホールです。そのため故人様との最期の時間をゆっくりと過ごすことができるよう工夫されていたり、少人数で執り行うご葬儀を前提とした空間作りがなされています。しかし、ひとことで家族葬といっても、会葬者の人数が10名にも満たないものから、親族やご友人なども含めた数10名のものまで様々あるため、家族葬専用ホールの中には比較的大人数の会葬者様に対応できるように作られているホールもあります。
また、他家に気兼ねすることなくリラックスした時間を過ごすことができるように、1日一組様限定と銘打ったホールもあります。

一般的なホールと何が違うの?
一般的なご葬儀は、不特定多数の会葬者様が一同に集まり大人数で執り行われることが多いため、従来の斎場は100名以上が収容できる大規模なホールが主流でした。もちろん、そのようなホールでも家族葬を執り行うことはできますが、家族葬に特化したホールの方がより人数やスタイルに見合ったアットホームな葬儀を実現することができます。

家族葬専用ホールの特徴

次に家族葬専用ホールの具体的な特徴をみていきましょう。

少人数を想定した空間
ホールによっても収容人数は様々ですが、一般的な家族葬専用ホールは20名〜50名様程度が収容できるようにつくられていることが多いです。

レイアウトの自由度が高い
たとえば「祭壇を中央に配置し、会葬者が祭壇を囲むような配置にしたい」など、少人数ならではの会場づくりをご希望される場合でも、家族葬専用ホールならご希望に添えることが多いです。家族葬は形式にとらわれない自由な葬儀としても知られていますが、その良さを最大限活かせるのが家族葬専用ホールです。ご希望のレイアウトがある場合は、葬儀社に相談してみるとよいでしょう。

一日一組様限定のホールも多い
家族葬専用ホールには、貸切利用が可能なホールも多いです。葬儀中に他家と会うことがないため、家にいるようなリラックスした雰囲気の中、故人様を送り出すことができます。ただし貸切利用ができないホールもありますので、可能かどうかは事前に確認しておくと安心です。また完全予約制のところも多いため、日取りによっては予約が取れないことも考えられます。気になるホールがあれる方は、早めに予約を取っておきましょう。

親族控室などの設備も充実
身内や親しい方々のみで行う家族葬では、親族控室の過ごしやすさも重要です。家族葬専用ホールの親族控え室は、ご家族様がリラックスして過ごせるように、ホテルのようにくつろげる空間を用意しているホールもあります。またバスルームやシャワールームが完備されているなど、お通夜、葬儀の二日間をストレスなく過ごせるような配慮が隅々まで行き届いています。また家族葬専用ホールは比較的新しいホールが多いため、バリアフリー対応のホールも多く、ご高齢の会葬者様や赤ちゃん連れの会葬者様も安心して過ごすことができます。

家族葬専用ホールの費用

続いて、家族葬ホールを利用した場合の費用についてですが、ホールによって料金形態は様々です。またどの葬儀プランにするか、会員登録をしているかなどによっても、最終的な費用は変わってきます。

家族葬専用ホールの費用はプランによって変わる

最近は多くの葬儀社がセットプランを打ち出しています。よくみかける「家族葬プラン 〇〇万円〜」という中には、祭壇や葬儀に必要な物品、人件費、会場費などが含まれていることが多いです。何が含まれているかは葬儀社によって異なるため、必要なサービスがセットに含まれているか事前に確認しておくと安心です。
もし「祭壇をグレードアップしたい」、「火葬までの日にちが長くドライアイスの数が増えてしまう」など、セットに含まれるもの以外はオプションとして、その都度費用がプラスされていく仕組みになっています。さらに、同じ家族葬専用ホールを利用する場合でも、家族葬なのか一日葬なのかなどどのプランを選ぶかでも費用は変わります。まずは葬儀スタイルやおおまかな内容を決めて、各社料金比較をしてみるとよいでしょう。

家族葬専用ホールの選び方

どのホールが適しているかは、会葬者の人数や規模感、葬儀スタイルや葬儀の内容によっても変わりますので、一概にはいえません。そのため、ここでは希望する葬儀を実現するためにどのような基準でホールを選べばよいかについてお伝えしたいと思います。

● チェックポイント①設備
会葬者にご高齢の方がいるなどの場合は、バリアフリーであるかは重要なポイントです。また誰でも利用できるトイレ(障碍者用トイレ)があるかなどもみておくとよいでしょう。

● チェックポイント②アクセス
基本的に故人様のお住まいのエリアに近いホールを選ばれる方が多いですが、参列者の中に遠方から見える方がいらっしゃる場合は、アクセスのしやすさもポイントになります。お車で見える場合は駐車場が充分な台数用意されているかなどもチェックしておきましょう。

● チェックポイント③ホールの規模
家族葬専用ホールにも収容人数は様々です。会葬者様の人数と収容人数が見合っているかも確認しましょう。

● チェックポイント④宿泊が可能か
もしお通夜の後、宿泊の希望がある場合は宿泊可能かどうかもチェックしておきましょう。中にはお風呂やシャワーなどの設備が完備されていたり、電子レンジやアメニティが充実しているホールもありますので、快適に過ごすことができるかなど事前にチェックしておくと安心です。

● チェックポイント⑤利用料金
利用料金はセットプランになっていることが多いですが、セットの中に何が含まれているかは葬儀社によっても異なります。過不足なく必要なサービスが揃っていて費用が予算内であることがベストですので、複数の葬儀社のプランを見比べるためにも、できれば複数社から見積もりを取ってみることをお勧めします。

● チェックポイント⑥安置施設の有無
ご遺体をご自宅等で安置することが難しい場合は、ホールに安置する施設があるかどうかもチェックしましょう。安置室があることで、夜間でも故人様とお過ごしいただける場合もあります。

家族葬専用ホールの注意点

最後に、家族葬専用ホールを利用するにあたっての注意事項をお伝えします。

費用面のトラブルに注意
前述の通り、葬儀プランはセットで提供している葬儀社が多いため、何が含まれていて、何が含まれていないかは事前に確認しておかないと後々のトラブルになってしまいます。他社では含まれていたものが含まれていないなど葬儀社によっても違いがあるため、見積もりの段階で疑問点はクリアにしておくことが望ましいです。また、細かい点もうやむやにせず明確に費用を伝えてくれる葬儀社を選ぶことも大切です。

親族間でのトラブルに注意
小規模な葬儀として知られる家族葬ですが、親族の方の中には葬儀といえば大々的に行うものだと考えている方もいらっしゃるかもしれません。そのような方は家族葬に抵抗を感じてしまうこともありますので、事前に理解を得ておく必要があります。

費用が高くついたと感じてしまうことも
家族葬の費用は、数10万〜100万円前後とお伝えしましたが、家族葬の場合、会葬者の人数が少ない分いただく香典の数も少なくなりることを念頭においておく必要があります。ただしお身内の方中心のため、お一人の香典金額は高額になる傾向もあるため一概には言えませんが、収入と支出のバランスをみた時に、場合によっては高くついてしまったと感じられることもあるようです。特に香典辞退をされる場合はその点を留意しておきましょう。

 

まとめ
家族葬専用ホールといっても様々なバリエーションがあります。とはいえ葬儀の規模に見合った会場を選ぶことで無駄な費用を省いて、家族葬ならではのアットホームなご葬儀を実現できるという点は、どの家族葬専用ホールにも共通するメリットといえます。葬儀社によってサービスの内容や費用が異なるため、できれば複数社に見積もりを依頼し、イメージする葬儀が実現できる葬儀社を選ぶことが大切です。

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